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B-4 なぜ、社内の人間が進行すると難しくなるのか

  • 4月21日
  • 読了時間: 2分

議論が止まること自体は、問題ではありません。

むしろ、考えている証の場合もあります。

 

問題になるのは、

止まっている状態に、進行役が耐えられなくなるとき

です。

  

場を進めようとする人は、

たいてい真面目で、責任感があります。

 

だからこそ、

考えがまとまる前に言葉を足し、

結論めいた方向に寄せてしまう。

 

場は動いたように見える。

しかし、そのぶん

考える余白が、静かに削られていきます。

 

ここで起きているのは、

技術の問題ではありません。

責任を背負っているがゆえの、待てなさです。

 

 

「立場を背負った言葉」として受け取られてしまう

 

進行役が社内の人間であるとき、

その言葉は、意図とは別の意味を帯びます。

 

問いかけも、整理も、促しの言葉も、

 

それは

「立場を背負った言葉」

として解釈されてしまう。

 

・中立な問いが、方向づけに見える

・整理が、結論の押し付けに見える

・「本音を出そう」が、要求に聞こえる

 

これは話し方の問題ではありません。

立場がある限り、避けられない構造です。

 

 

決まるが、動かない

 

こうした条件の中で場を進めると、

短期的には「決まります」。

 

大きな反対は出ない。

もっともらしい結論には落ち着く。

 

しかし、その後が続かない。

腹落ち感がなければ人は動きません。

 

 

問題は「人」ではなく「構造」

 

ここで問題になるのは、

誰かの能力や意欲ではありません。

 

場にいる人たちは、

それぞれ真剣に考え、

それぞれの立場で責任を感じています。

 

社内の人間が進行すると難しくなるのは、

その立場のままでは、

問いかけや整理の言葉が意図とは別に

「方向づけ」や「指示」として受け取られやすく、

当事者意識の火を灯しにくくなる

構造の問題です。


それは、人の能力や姿勢の問題ではありません。

その立場のまま“進めようとすること”自体が、

難しさを生みやすい、というだけのことです。





 


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